レポート

文部科学省 科研費「ミュージアムの新たな評価手法構築に関する実践研究」

実施年度

2018年度〜2021年度

研究担当者

研究代表者 佐々木亨(北海道大学 大学院文学研究院)、研究分担者 源由理子(明治大学 専門職大学院ガバナンス研究科)、佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)ほか

概要

本研究の正式名称は、科学研究費補助金(挑戦的研究(開拓))「ミュージアムの新たな評価手法構築に関する実践研究−社会的価値と事業改善に着目して」(課題番号:18H05305, 20K20326)です。ここでは、従来の国公立ミュージアム評価に欠けていた2つの手法、すなわち①単に事業のアウトプット(結果)を中心とした説明責任を目的とする評価手法だけではなく、事業改善を導き出すことを目的とした手法と、②来館者への便益だけではなく、ミュージアムの社会的価値を顕在化させる手法を組み合わせた、新たな評価手法を構築することにより、ミュージアムの評価手法を多様化し、ミュージアムの多面的な価値を浮き彫りにすることを目的とする。この研究では、①に対応する評価として、セオリー評価を用いた滋賀県立琵琶湖博物館における展示リニューアル前後の評価、②に対応する評価として、大阪市立自然史博物館と伊丹市昆虫館における仮想評価法によるミュージアム評価を実施した。

この研究目的が実現することによって、社会的ニーズに合致しない事業を削減したり、事業運営の方法を改善したりすることで、ミュージアム事業自体の価値を向上させることができると考える。

この研究の報告書

https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/93202/1/sasaki_report_kaken2018-2021.pdf

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