レポート
彩の国さいたま芸術劇場でのカンパニー・グランデ

彩の国さいたま芸術劇場 カンパニー・グランデ評価調査
実施年度
2024年度
委託機関
彩の国さいたま芸術劇場
受託者
源由理子(明治大学)、中谷美南子(評価コンサルタント)
概要
彩の国さいたま芸術劇場が展開するシアター・グループ「カンパニー・グランデ」の事業評価を実施。カンパニー・グランデとは、年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ、アマなどの垣根を超えて、様々な創造性をもつ人々が集い、そこから生まれる表現を探求するシアター・グループである。公募を経て、16歳~84歳までの120人のメンバーで構成。多様なジャンルの第一線で活躍するアーティストを講師に迎え、スタジオワークでの様々な試みをひとつの「カタチ」として舞台で演じていく事業である。(芸術監督:近藤良平氏)
本評価では、事業の特性に鑑み「発展的評価」のアプローチを適用した。必ずしも原因-結果で語ることができないダイナミックなプロセスを可視化しながら、プロジェクト関係者の意思決定支援に役立てる方法である。データ収集方法としては、①事業運営側の想いや意図、創作過程における参加者および講師陣の意識・認識の変容の把握(質的調査)、②2025年3月の途中成果公演(ワーク・イン・プログレス公演)における観客向けアンケート調査の実施の二つを柱とし、収集したデータの解釈を関係者とともに行っていくものである。
